2011年4月アーカイブ
3月の鉱工業生産指数の下落(速報値ベースで-15.3%)がまじ凄まじくって、え、そんなに下がるもんなの?って思って、ほんと驚愕した。なんでそんな下がるんだろう、製造業についてもっと学ばないと、と思って読んでみた。日本経済について語ろうと思ったら、製造業のことを知らないと何も語れないじゃん、って痛感したってこと。現状、ニュースとかで「製造業のサプライチェーンが~」とか言われてもさっぱりわからない。
で、アマゾンから引用。
日本の産業を支えてきた中小零細企業、しかし、バブル崩壊、世界同時不況などの影響をもろに受けてきた。さらに、ビジネスモラルが崩壊しつつある今、倒産の危機にますます晒されている。町工場を経営する40代の著者が、その実態を分析し、中小零細企業のあるべき姿を提示する。中小零細企業の経営者、中小零細企業で働いている人々、さらには、メーカーの関係者必読の経営啓発書。
町工場とか中小零細企業の現実が垣間見える。大企業の景気変動リスクのヘッジのために存在している側面があるようだ。そういえば、『経常利益率35%超を37年続ける 町工場強さの理由』でも、下請中小企業は悲惨だみたいな記述があった。原発処理でも協力企業(という名の下請企業)が駆りだされて、立場上断れないってニュースはけっこう見たし。
これが現実経済。教科書では学べない。
評判通り面白い本。
一言で著者のイイタイコトをまとめると、これなのかな。
今日のフリーについてアンダーソンの考えを整理すると、核となるのは次だろう。「競争市場では価格は限界費用まで落ちる」。そして、「テクノロジー(情報処理能力、記憶容量、通信帯域幅)の限界費用は年々ゼロに近づいている(322ページ)」。それに加えて、アイデアからつくられるデジタル商材の開発コストも過激なまでに下がっている。そのため、「低い限界費用で複製、伝達できる情報は無料になりたがり、限界費用の高い情報は高価になりたがる(130ページ)」(p343,日本語版解説より)
あと覚えておきたいのは、著者がフリーを四つに分類していること。
- 直接的内部相互補助:抱き合わせ販売ってことね。これ買ってくれたらこれは無料にしますよ、とか。
- 三者間市場:広告ね。
- フリーミアム:この本ではじめて定義される言葉。evernoteの多くは無料ユーザーで、一部の有料ユーザーからお金を徴収することで、無料ユーザーが無料サービスを使えていますね、という話。有料と無料ユーザーの比率とか分析にしがいがありそう。
- 非貨幣市場:無償の労働。リナックスとかウィキペディアとか。
読んで損はない、というか、僕の知る限り気がきいてる人はみんなこれ読んでる。あ、あと著者のアンダーソンさんは、むかしベストセラーになった『ロングテール―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』の著者としても有名。これも、気がきいてる人はみんな読んでいたようだ。しかしわれいまだ読んでおらず。。。
ネット関連本だと、むかし読んだこれも面白かった。これも僕の知る限り気がきいてる人はみんな読んでた。むかしブログで書いてたんだけど、リンクが見当たらない・・・というか昔の記事が消えてる。MTのバージョン更新するときになんか失敗したのかな・・・
今週はいろいろな経済ニュースがあったけど、鉱工業生産指数の下落が一番ショックだった。
リーマンショック後、2009年2月の下落もかなりショッキングだったけど、今回はそれを余裕で上回った。信じられない。いったい日本経済はどうなってしまうの。ほんとここ数年で僕の中では一番のショッキングなニュースだった。「サプライチェーンが打撃を受けて~」みたいな話はたくさん聞いたけど、数字で見ていかにヤバイかとようやく昨日理解した。この国の製造業はどうなってしまうの。
それと、西村副総裁の反乱。なにこれ?
日銀・西村副総裁、異例の「反乱」 独自緩和策を提案
政策決定会合、1対8で否決
それからQE2終了。
されどゼロ金利は当面維持の様子。そりゃそうだ。じゃ、いつ利上げすんの?
米金融緩和、市場「利上げは12年後半」
えー。そんなに早く利上げできないでしょー。例えば、素朴なmankiw ruleなんかによれば、利上げの条件はcore cpi上昇率 - unemployment rateが5.1まで縮まらないといけない。だから、インフレが2%くらいまであがって、失業率が7.1%とかまで下がらないといけない。あと一年数ヶ月でそんな日が来るだろうか?インフレなんか一時期0.6%まで下がってデフレリスクが叫ばれて、でいま1.2%とかまで戻してきて安心してるくらいだし。失業率なんか、このまえやっと8%台になったとかいってバカみたいに為替動いてたし。市場はそうなると考えてるってことなんですかね。僕はそうは思わないけど。
なかなか面白い。
なかなか面白い。
いい本。20歳の時に読んでも、(当時の未熟な僕では)何も感じなかったかもしれないけどな。もう28歳だけど、読んでおいてよかったと思った。というか、読み終えた後に、アマゾンに貼っつけてある動画を見て、改めて素晴らしい内容だなと感じた。文章だけじゃなくって、動画も見ると著者のチャーミングなキャラクターが伝わってくる。
how can we make ourself lucky?(どうやったら私たちって、ラッキーになれるだろう?)みたいなことがテーマ。
で、答え。「運はやってくるんじゃなくって、自分の力が掴みとるもんだから、自分から積極的に行動しよう!」
すごい単純です。あきらかに"The Luck Factor"の影響を受けているなー、けっこう主張がかぶってるよー、と思いながら読んでいたら、Wiseman(The Luck Factorの著者)の研究についてもちゃんと紹介されていた(p145)。
こういう、「いかに幸運(Luck)をコントロールするか」みたいな話を聞くたびに、脳裏に浮かぶ人が何人かいるのだけど、中でも一番よく思い浮かぶのは、定期的に僕に連絡してくる某おじさん。ゴルフの打ちっぱなしで隣でスパスパとばす人がいれば、勝手に「あなたすごいゴルフうまいねー、ちょっと教えてよ」と話しかけてひとしきり世間話してカードわたして、またなんかあれば、って立ち去るっていう。ああいうこと繰り返すと幸運が舞い込んでくるんでしょうね、きっと。
こういう自己啓発本は、どれも結局似たようなこと言っているのだけれど、定期的に読むことにしている。というわけで、他の自己啓発本も紹介してみる。
あと、松下幸之助本はどれもおすすめ。
関連本をあげはじめたらキリがないのでこの辺で。
(追記@2011/4/20)
そういえば、『20歳のとき~』は
『ザ・プロフィット』でオススメ本として登場していたので読んでみた。素晴らしい本。この本は単純だけど、とっても深い。 アマゾンより。
60分で読めるけれど一生あなたを離さない本。《アイデアをどうやって手に入れるか》という質問への解答がここにある。
これは誇大広告じゃないよ。本当に人生で一度は読むべきだよ、それも人生のなるべく早い段階で。たった100ページかそこらで、どんなに読書スピード遅い人でも60分あったら読める。
本書を読んで、「いい趣味をもちなさい」とか成功した人生の先輩方がよく言っているのを思い出した。スポーツでもなんでもいいから、仕事とか勉強とかから離れたことに没頭しているときに、ふとアイデアが湧いてくるもんだ、ということ。
著者の書いている内容も素晴らしいのだけど、竹内均さん(有名な地球物理学者らしい)という人の解説も素晴らしい。竹内均さんによれば、本書は『方法序説』とそっくりらしい。まぁ、僕はデカルトの言っている意味はさっぱりわからなかったけどな。
で、非常に心に刺さったこの一文。
私の考えでは、①好きなことをやり、②それで食べることができ、③その上それが他人のためにもいささかの役にたった人生が自己実現の人生であり、理想の人生である。(p87、by竹内均)
いや、本書のメインディッシュである「アイデアのつくり方」とは関係ないんだけど・・・でも、これが一番心にささりました。(もちろん、メインディッシュの方も、素晴らしい内容だった。)
現実に条件①、②、③を全部揃えるのはなかなか難しいですけどね。
ちょっと斜に構えたことを言うと「①食べることができ、②他人の役にたつようなことをして、③それを好きになる」というのが輝いている普通の社会人の多くの姿かもしれませんね。みんながみんな松坂大輔や本田圭佑みたいな人生送れるわけじゃないからね。
素晴らしい。こんなに素晴らしい本が世の中にあるんですね。本を読むというか、「テキストをやる」という感じ。いやいや、「赤ちゃんのときに言葉を覚えた体験を、大人になって再体験する」という感じかな。本当に本当に素晴らしい本。
アマゾンより引用。
This method is the same method you used in early childhood?when you were one year old or younger, you listened. You practiced. You made errors and corrected them. Instant Word Power aims to establish for you those conditions of early childhood, a time when you learned hundreds, even thousands, of new words every year. You learn by saying words. Nothing puts you so quickly at ease, even with a new word, as hearing it over and over again in your own voice. You learn by spelling words. To conquer the spelling of an new word and thus feel as comfortable with it in your writing as in your speech, learn to look at it, critically noting any peculiarities that are caused by its etymology, the derivation of English words from Greek and Latin roots, prefixes and suffixes. In this book you will learn these roots, prefixes, and suffixes to unlock the meanings of thousands of words.
English words(英単語)を、ギリシア語とかラテン語の語源から紐解きながら、覚えていける本。単なる暗記じゃなくて、まじ楽しい。まじ楽しい。
例えば"quadruped"の意味。quadruの部分は、クアッドリフトとかのクアッドで数字の"4"って意味。pedは、"pedal"とかのpedで、"foot"って意味。よって、"quadruped"は四足歩行の動物、という意味になる。ということは、二足歩行の動物は?そう、"biped"だ。それじゃ、"centipede"とか"millipede"の意味は?"cent"は、米ドルのコイン、セント、とかでも使われてるように、"100"って意味。centuryは100年だから一世紀だよね。millはMillennium(ミレニアム)のmillで、"1000"だ。ped(足)が100コも1000コもあるのは?そう、ムカデみたいな虫だ。
では、"preside"っ動詞の意味は?"pre" means "before" or "in front" and "side" means "to sit", so "preside" means to sit in front (of many people). "preside"の名詞は"president"。プレジデント(大統領とか、トップ)は、みんなの前に座るえらい人ってことだ。じゃ、"reside"は?"re" means "back" and "side" means "to sit", so "reside" means to sit back (and relax). sit backして、ゆっくりとくつろげる場所のことを、"resident"(レジデント)っていうわけね。日本語ではレジデンスとか言うけど。
"consent"と"assent"の微妙なニュアンスの違いも、語源を考えればわかる。どっちも「同意する」というような意味だけれど、"con"は"with"って意味で、"sent"は"feel"って意味(センチメンタルとかのsent)なので、"feel with"という意味だ。他方、"assent"は、"ad+sent"で"ad"が"as"になった言葉で、"ad"は"toward"って意味なので、つまり"feel toward"という意味になる。"consent"は、permission rather than mere agreementを意味し、"assent"は、mere agreementを意味するということ。なるほどね。
・・・とまぁ、こんな感じでずーっといろいろなenglish wordsを、まるで赤ちゃんにでもなったみたいに、楽しく覚えていける本。単に読むだけでなく、実際に手を動かしてスペルを確認して、発音して、実際にその言語で文章で考えて、初めて身につく。
最初の方に出てくる単語も、後半になってもちょいちょい確認してくるあたり、よく出来た本で、著者が憎い。次から次に新しい言葉が出てくるんだけど、ふと忘れた頃に最初の方で学んだ言葉が出てきて、記憶の定着が図れる。それこそが本書の狙い。だって、赤ちゃんが言葉を覚えるがごとく言葉を覚えましょう、ってのが著者の狙いなんだから。
けっこう時間がかかったけど、本当に楽しい。知的好奇心がとっても満たされる。僕はこの本を、数ヶ月かけて、ゆっくり、極上の食事を味わうように、読んだ。
Remember, the only permanent, foolproof method of increasing your vocabulary involves PRACTICE, PRACTICE, PRACTICE.
結局ねー、文法とかよりも最後は単語力よね。外国語って。というか、文法は所詮は限られた規則で、ミスすることなんてほとんどないし。単語は、無限に存在する。全部覚えるのは無理。こういう本を読んで、ラテン語、ギリシャ語の語源を知るのが近道だと思う。
これが620円って驚異的。どんだけ太っ腹なんだ。1万払ってても読みたい。iphoneとかのアプリでないのかな?もしくはpodcastとかで、流してほしい。あったら、1万払ってでも買いたい。そして、多分何回も何回も繰り返し読むと思う。
もともとネイティブの高校生~大学生向けに書かれた本だけど、がんばれば日本人でも読めると思う。ってゆか、ぜひとも読んでほしい。つーか読め。こんなに他人に本を勧めたいとおもったのは久しぶり。もっと人生の早い段階でこの本に出会っていたかったと本当に思う。この本を読んだことで、今後のenglish vocabularyの増加率に相当な違いが出ると思う。本当に出会えてよかった。
