『働く君に贈る25の言葉』の読書感想
著者はけっこう壮絶な人生だな、これ。
1944年秋田市生まれ。1969年東京大学経済学部卒業、同年東レ入社。自閉症の長男に続き、年子の次男、年子の長女が誕生。初めて課長に就任した1984年に、妻が肝臓病に罹患。その後、うつ病も併発し、計43回に及ぶ入退院を繰り返した。 すべての育児・家事・看病をこなすために、毎日6時に退社する必要に迫られる。家庭と仕事の両立を図るために、「最短距離」で「最大の成果」を生み出す仕事術を極めるとともに、部下をまとめ上げるマネジメント力を磨き上げた。 そして、プラザ合意後の円高による業績悪化を急回復させる「再構築プラン」のほか、釣具業界の流通構造改革、3年間で世界各国に12件、計約1000億円の設備投資を実行するグローバルオペレーションなど、数々の大事業を成功に導く。 2001年、同期トップ(事務系)で東レの取締役に就任。2003年より東レ経営研究所社長、2010年に同研究所特別顧問となる。この間、妻の3度に及ぶ自殺未遂など幾多の苦難を乗り越えてきた。社長に就任した頃から妻のうつ病は回復に向かい、現在は快癒。強い絆に結ばれた家族と幸せな生活を送っている。 経団連理事、政府の審議会委員、大阪大学客員教授などの公職も歴任。「ワーク・ライフ・バランス」のシンボル的存在である。 著書に『新版 ビッグツリー』『部下を定時に帰す仕事術』『そうか、君は課長になったのか。』。
やはりですね、こういう壮絶な人生を歩んだ人の言葉というのは、けっこう響きます。就職したての若い甥っ子に対する手紙を書くという体裁で文章は書かれている。つまり、すでに成功して働き通したおじさんが、若者に対して激励する、という感じ。まぁ、自己啓発本と言える。そして、そんじょそこらのおじさんではなく、頭が切れて悲痛な人生経験を歩んできたスーパーおじさんの言葉ともなれば、確かにけっこう心に響きます。これは売れるでしょう、と思った。
で、実際20万部突破してるらしい。すごい。すごいと思うけど、結局「その程度の本」ってことなんだと思う。こういうビジネス本って1年後とか書店にいくと、もうその姿が無い。20万部も売れるビジネス本って、あんまり普段は本よまないような人でも読めるような、字が大きくって内容も薄い本だと思う。別にこの本に限ったことじゃないけど。
そんな本たくさん読んでもしょうがないし。もっと名著、良書はたくさんあって、そっちを読むべし。もう、こういうのやめようかなぁ。でも、流行のビジネス本読むと時代の流れとか分かるから、やっぱたまには読まなきゃなー・・・。
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