『給与明細は謎だらけ』の読書感想



良書。サラリーマンのための所得税入門書なのだが、サラリーマン全員読んだらいいと思う。タイトルのつけ方も上手ね。給料って、基本給があって、税金とか保険とかが天引きされたり、いろいろな手当てがついたりするので、基本給≠手取り額となる。その差はどうなってるの、という疑問を解消するには、本書を読めばいい。

内容は、アマゾンのにある通り。

給料日。現在、ほとんどの会社で給与は銀行振込になっている。あなたがサラリーマンなら、手元に給与明細が配られるだけである。あなたは自分の給与明細をじっくりと見たことがあるだろうか?そこに記載されている数字が正しいかどうかチェックしたことがあるだろうか?日本のサラリーマンの税金のむしられ方は、羊たちの毛刈りを連想させる。日本の羊たちは、知らないうちに毛をむしられ(源泉徴収)、その程度やむしられ方についてもわからないまま、不満や不安はあるが、でも大騒ぎするほどの負担感を抱かないですむようにされている。この本は、そんなサラリーマンの税制の現状をわかりやすく説明したものである。
知ったからといってすぐに節税できるようなことはないわけだけど。クロヨンとかいうように、サラリーマンの捕捉率は9割で、逃げようがないので。所得税が高いとか、もっと控除をくれとか、課税方法とかに不満があるならこういう本を自分で読んで勉強して、投票によって政府にプレッシャーをかけるしかない。

でも、所得税の課税の実態って、それなりに筋が通っていて、合理的で、そんなに変ではないと思う。本書では源泉徴収されているサラリーマンを、「まるで毛を刈られる羊」と繰り返し繰り返し述べているのだけど、別にそんなに理不尽な毛刈は行われていないと思う。それなりに節度を守って、寒くならない程度にうまく刈っているという印象を持ったのだけど。

生きていくのに必要な三大知識って、
1)英語
2)IT
3)マネー
だと僕は思うのだけど、こういう所得税の知識は、「3)マネー」のところに分類される、重要知識だと思う。

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このページは、danielが2010年4月15日 19:38に書いたブログ記事です。

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