2008年10月アーカイブ

  1. 読書ポートフォリオを最適化する:読む本を選ぶところからが、読書のスタート。
  2. must-read-bookを抑える:いろんな本で引用される有名本をまず抑える。
  3. 目的を明確にする:読書前後で自分がどう成長できるか意識する。
  4. 積読しまくる:「どの本読もうかな」という状態はムダ。読書スピードに追いつかないくらい、積読する。がんばって読もうとする。でも追いつかない。どうするか?もっと読書スピードをあげよう。そうするには、どうすればいいか?ありたい姿を作ってから、達成方法を考える。追い詰められると出来る。
  5. 既読と未読で置く場所を買える:積読を「見える」化して、自分にプレッシャーをかける。読みたい本は日増しに増えるが、自分の読書スピードはなかなか上がらない。そのうち、読書スピードの臨海点を越えるはず。
  6. 速読できる!と思い込む:脳を追い詰めて、潜在能力を開花させる。絶対読めるはず。
  7. 目次を読む:全体像を把握する。
  8. 見出しを活用する:読書スピードをあげるために。
  9. 線を引く:気になったところは、あとで読み直すかもしれない。
  10. 複数の本を、同時に読む:「この本とこの本を同時期に読んだら、いい知的刺激が得られそう」と思う組み合わせを作ってみる。やっていくうちに、センスはあがっていく。
  11. 一冊だけに集中する場合もある:その場合は、なるべく最短時間で駆け抜ける。
  12. ギアチェンジする:一定のスピードで読み進める必要はない。
  13. 飛ばし読みは悪くない:本の頭からしっぽまでぎゅうぎゅうに良コンテンツがつまっているなんてありえない。
  14. 漢字をキーワード扱いする:読書スピードはあがる。
  15. 「読む」というより、「文字をgrabする」という感じ:一回眼球が止まったときに、なるべく多くの文字をgrabするという感じで読むと早く読める。
  16. 心の中で音読禁止:これは基本。
  17. 制限時間を設ける:朝、定時前までの時間、昼休みの時間、駅で電車が来るまでの時間、など、時間制限がある状態で、読む。追い詰められるとはやく読める。
  18. 本をいつも持ち歩く:細切れの時間を活用する。電車の中でケータイゲームは時間の無駄。
  19. 読書タイムを設ける:夜寝る前がお奨め。風呂上りの体温が下がってちょうど眠気を誘うときに、読む。朝はあまりお奨めではない。朝は、睡眠直後で脳内情報が最適化されている状態なので、知識のインプットではなく、アウトプットに時間をつかうべし。
  20. 本は買う:他の娯楽代を切り詰めてまで、本代は確保する。立ち読みや図書館で借りるより、買ったほうがはるかに良い(∵いつでも読み直せる)。
  21. たまには英語の原著で:自信のある分野では、原著に挑戦。英語の勉強になる。辞書は使わない。不明単語は文脈や語源から推測。この訓練によって英語力の成長率が成長していく。
  22. 感想をブログに書く:インプットするだけでないで、アウトプットすると知識が定着しやすい。
  23. 限界読書速度の逓増を体験できるまでがんばる:読めば読むほど読書スピードは速くなる(∵知識が増えるので、「あぁこの手の話ね」と思いながら読める箇所が増えるから)。
2008.5.8(Thu)
NYのJFK空港を夜中に出発し、ペルーのリマに早朝に到着。時差一時間。一晩を飛行機で過ごす。南米のLANという航空会社を使ったのだが、リマに無事着陸すると、機内は拍手に包まれた・・・!JAL、ANAだったらありえない!

リマ空港にアジア系はほとんどいない。うちらしかいない。珍しいらしい。すごいじろじろ見られる。スペイン語も出来ないし、なんかいよいよ世界一周してるじゃん♪って感じになってきた。妻、のんきにトイレで歯を磨く。

入国手続きを済ませて外に出ると、「タクシー?タクシー?」って、うるさい。こういう客引きについていくとロクなことにならないのが常識なので、無視。早朝6時頃だったということもあり、朝食がてら、コーヒーショップに。空港にコーヒーショップはその一つしかない模様。ここで2時間ほどのんびり過ごす。一通り客引きがいなくなったところで、こちらからタクシーを探す。細かいことだけど、「声をかけられる」のではなく「こちらから声をかける」ことで、タクシーに乗るときにリスクは随分減らせる。距離に応じた料金表も明示されており、ぼったくられなかった。確か、旧市街中心にあるホテルまでで、45Solだった(=1700円くらい)。

あぁ、発展途上国って感じの風景。貧しい。車おんぼろだし、信号で止まっていると、物乞いのような感じの人がたくさんくる。なんか、アメを売りにきたり、タクシーの車体を勝手に洗車したりして、お金を得ようとしている。

リマ市内のホテルの到着。Bolivarというホテルを予約しておいた(http://www.octopustravel.co.jp/g/hotel/info?city=LIM&item=BOL&service_code=&trc_hotel_id=&provider=)。9時頃到着したが、チェックイン出来た。フロントの人は英語が出来た。良かった、良かった。このホテルは割と良かったな。octopusで予約したら、一泊一人3200円の四つ星ホテルということで、安い割にはまぁ良かった。ロケーションも良いし。かなり眠いので、しばらく眠る。午後、市内を散策。ピサロの墓とかを見学。やっぱりなんか、視線を感じる。日本人珍しいらしいが、あんたの国の大統領ってこの前までフジモリだったやんか、って思った。でも、ペルー人、人は良さそう。


2008.5.9(Fri)
ラルコマルという、リマの新市街にあるおしゃれエリアにタクシーで遊びに行く。太平洋を、西側に見る。ちょー綺麗。恋人たちの公園を訪れる。でかい図体の像が二人であついキスをしている。ここらへんは、デートスポットの模様。天気もいいし、海沿いを散歩。パラグライダーをやってるオッサンを発見。話してみるとマイアミ出身のアメリカ人。マイアミからここまで5時間でこれるから、すぐ遊びにこれるんだ、といってパラグライダーで飛び立っていった。「おまえも飛ぶ?」とか言われてちょっとテンションあがったけど、死んだらやだって断る。I am risk-averter。

夜、当山ペンションに移動(http://www.pepepenshon.com/)。このペンションはかなりおすすめ。価格設定もよいし、ペルーでの観光ツアーをいろいろ手配してくれる。自分で手配するよりも当然高いが、南米素人なぼくらは、利用して良かった。「南米では飛行機が時間通りに飛ばなかったり、チケットを買っていても席が足りなくなったりすることがあり得る」って地球の歩き方に書いてあったので、こういうリスクをヘッジする目的で、当山ペンションにお世話になることに。オーナーの当山ぺぺさんは、日系ペルー人。日本語もスペイン語もぺらぺら。ペンションは日本大使館から近くにあって、セキュリティもよい。

ペンション内には、日本語の雑誌や本やビデオが置いてあって、自由に見られるようになってる。宿泊客も日本人しかいない。なんか、旅上級者って感じの人がちらほら。情報交換の場にもなっていたし、ペルー行くならここ泊まると楽しいかも。

・・・また時間あるとき続きを。






経済学のジョークに、こんなものがある。

二人の経済学者が、選挙の投票所でばったり出くわした。お互い、「今日のことは同僚には言わないようにしよう」と約束して、立ち去った。
経済学では、主体のインセンティブについて考える。選挙で言えば、国民が投票するインセンティブを考える。一つの票が、選挙結果に影響を与えることはまずない。過去の開票結果を調べてみると、一票差以内だったケースはほとんどないからである。

ではなぜ国民は投票するのか?合理的な人ならば、投票のメリットよりも投票コストの方が高いはずだ。経済学的には、「投票する」という行動は、合理的ではない。だから、経済学者である自分が投票しているところを目撃されて、恥ずかしがっている、というのがこのジョークの意味である。

なぜ人は投票するのか?まじめに、経済学的に考えてみよう。投票のメリットは何か?「国民としての義務を果たしている、という満足感」というのが真っ先に思いつく。ほかにも例えば「投票しているところを、地域コミュニティの人に見られたい」ということもありうるだろう。実際、ある研究によると、規模の小さい自治体ほど、投票率が高いらしい。これは、都会で近所づきあいが少ないようなエリアよりも、村社会ですぐに噂がたつようなところほど、他人の目を気にして、投票行動を起こしている、と考えることが出来る(注)。
今日、とある大物政治家のお話を聞く機会があった。その講演会の参加者を見ていて、この方たちのインセンティブは、まさにそういうものな気がした。講演会に参加する、などの政治活動を通して、コミュニケーションの場としているのでは、と感じてしまった。

(注)
Freakonomics: A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything  (邦訳はヤバい経済学 [増補改訂版] を、ハネムーン中にドバイの本屋で立ち読みして得た知識なので、ちょっとはっきり誰の論文が覚えていない。(それどころか、何頁目に書いてあったのかすら覚えていない。)ちなみにRevised and Expanded Editionではないバージョンの本は、こちら


これはすごい。1993年の時点で、こんな本が書けるなんて、野口 悠紀雄すごすぎ。めっちゃ頭いいわ。

内容は、その名の通り「整理法」。通常、整理というと分類することを考える。本書で著者は、「分類は悪」と主張する。理由は;分類できないものが必ず出てくるから(「家なき子シンドローム」と呼んでいる)、たとえ分類しても項目名を忘れることがあるから(「君の名は?シンドローム」と呼んでいる)。ではどうしたらいいのか?「時間軸」で整理せよ、と。なんて単純。置いた場所を忘れることはあっても、時間軸を忘れることはないという、脳の不思議な性質を活用しているのだ。時間軸だと、検索が容易である点も強調されている。1993年の時点で(まだグーグルは無かった時代!)、「検索技術が重要」と言っていたなんて、すごい。

本書がすごいのは、本筋以外の話題がすごくためになる点。アイディア術やメモ術や読書術にも頁がすこしだけ割かれている。印象に残ったのは、以下(p216)。

漢字かな混じりの文章は、キーワードが漢字になっているためすぐ分かるという点で、きわめて優れた側面をもっている。このため、欧米人が苦労して練習している速読法を、われわれは誰でも実行できる。

これはすごい。これを読んで意識しただけで、ちょっと読書スピードが上がった気がする(もちろん日本語のみ)。これを知れただけでも本書を読んだ価値があった。


cf)
『情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 』は、恐らく本書の影響を強く受けている。
http://nobelprize.org/nobel_prizes/economics/laureates/2008/

cf)彼は、専門論文を大量に書くだけでなく、一般向けの本もけっこう書いている。どれもおすすめ。
『良い経済学 悪い経済学』
"The Great Unravelling"
''The Age of Diminished Expectations''



コンサルの先輩に読んだら、ってすすめられた。ま、これも有名な本だよね。実際、名著だわ。

論理的思考を司る左脳。直感・ビジュアルを司る右脳。コンサルと言えば左脳、というイメージが世間では強いと思う。本書は、両脳のコラボレーションの重要性を説いている。左脳で論理的思考を行うのは重要だが、有限の時間である程度の戦略を作るには、左脳だけでは足りない。

将棋で、すべての可能な手を一つ一つ吟味している時間はない。羽生名人は、「イメージのいい手をまず考えて(右脳の仕事)、それが本当にいい手かどうか検証する(左脳の仕事)」らしい。ビジネスで戦略を考えるのも、これに似ている、と。

著者は、「ユニークな戦略」を以下のように定義している。(p154)

ユニークな戦略=定石+インサイト
         =定石+(スピード+レンズ)
         =戦略のエッセンス
          +(パターン認識+グラフ発想)×シャドーボクシング
          +("拡散"レンズ+"フォーカス"レンズ+"ヒネリ"レンズ)

定石とは、ポーターとかを指していて、知っていて当たり前の知識、ということ。では差はどこでつけるか?それがインサイトだ、と。さらにインサイトを、スピードとレンズに因数分解し、それぞれについて詳しく説明していた。本書は、インサイトについて取り扱っているということ。

インサイトは、僕の言葉で説明すれば、仮説→検証→仮説→・・・というサイクルを、猛スピードで説得力を持たせながら、すすめる力のこと。このサイクルを、左脳と右脳のコラボで高速化させよ、ということ。

定石のほうは、ある程度知っていて当たり前、という感じで書かれていた。定石について知りたい人は、以下が有名。でもこれ退屈なんだよなぁ。

''Competitive strategy''


論理的思考のついては、以下がおすすめ。

ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル
『世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく』
『意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法』
              




いくつか気にしているテーマをメモ。

  • 知的生産をより効率化する
  • 財務に強くなる
  • 読書スピードを上げる
  • 必要なインセンティブ構造を設計する
  • 計算能力を高める
  • 健康な体を作る
  • 運をコントロールする
  • 古典、歴史から学ぶ
  • 残業をなくす
  • 法律の知識を得る
  • 英語能力を高める
  • マネーリテラシーを高める
  • 睡眠の質をあげる
  • 100歳まで生きる
  • 多趣味にして多才を目指す


はてなの近藤淳也社長の本。2006年出版の本。こういう本はタイムリーに読まないといかんなぁ。2年以上経ってるけど、読む価値あったかも。おもしろかった。

世間的には「ITベンチャー急成長企業」ということだが、近藤社長は、はてなはものづくりをやる会社だって言ってる。まぁそうだよね。グーグルを意識しているって。まぁそうだよね。

タイトルの「へんな会社」というのは、以下のようなことを言っている。

  • 立って会議をする→長引かせない
  • 仕事の進行管理は、紙でやる→こっちのほうがうまく行くらしい
  • 席は固定しない→毎日違う人をコミュニケーションする機会をつくる
  • 会議をpodcastで公開する→ユーザーとなるべく情報を共有
  • 履歴書ではなく、その人のブログをみて採用→履歴書は一日で書けるが、ブログは数ヶ月数年分あり、その人のことがよく分かる
  • 早寝早起きを推奨→残業してる社員が偉い、という風潮をつくらない
  • 自転車通勤→健康にもよいし、飲み会もやりやすい
  • 開発合宿→電話などによる中断もなく集中できる
  • ペアプログラミング→二人一組でプログラムを書くことで、さぼらせない上に相乗効果も期待
おもしろい人。日本にシリコンバレーみたいなとこをつくるなら、それは京都しかないでしょ、とも言っている。(近藤さんは、京都出身。)

京都って、ほんと不思議な魅力がある場所だよね。日本人のこころのふるさとというか。僕は東京で生まれ育ったけど、京都のほうが遙かに好き。東京ですきなのは、神楽坂とか麹町とか、あのへんくらいかな。

いろんな経営者の本をこれからも読んでみます。
しました。一時間強かかったが、うまく動作しているようです。

なんか、うまく行き過ぎてこわいくらいです。経緯をメモ。

1)既存フォルダは、mt, mt2の二つだった。前者がブログ本体のフォルダ、後者はアドミン用フォルダ、という二重構造になっていた。

2)解消するために、mt, mt2の両方をいったん削除。バックアップはとっておく。

3)mt4.21を、mtフォルダを新規作成というかたちでつくって、そこにインストール。

これだけで不思議とすべての作業が完了した。バックアップを元に戻していないのに、なぜかすべて復元されている。なぜ?why?うまくいってるから、いいや♪きっとmt4.21は賢いんだ。ということにして、はい終了。


cf)

Movable Type 4.0へアップグレード


妻に勧められて読んだのであった。「運をコントロールする」というテーマを最近持っていたので、その意味でも読んで良かった。


本書は精神論。いいことをすると運が良くなる、と。いいこととは、例えばお年寄りに席をゆずろう、掃除をしよう、規則正しい生活にしよう、などなど。


いいことをする→運がよくなる


・・・という因果関係は、絶対にない。これは相関関係だと思う。背後にある第三の要因は、「人格が優れていること」だと思う。


人格が優れている人は、いいことをする。人格が優れている人は、プラス思考でものごとの良い面を見ようとするので、運がいいと自分で感じる。


だから、いいことが出来るようになることを目指すというよりは、「人格が優れている人」になることを目指すべきだと思う。しかし、それは簡単なことではない。能力を磨くのは簡単だが、人格者になるのは難しい。


とりあえず「人格が優れている人」に近づくために、いいことをするのは手っ取り早い道だと思う。いきなり「人格者になりなさい」と言われるより、「いいことをしなさい」のほうが、実行しやすいのだ。まずは「いいことをする」ことことからはじめて、人格が優れている人に近づくことを考えるべきだろう。



http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/081002/dst0810022243010-n1.htm

本気でアタマに来た。

こんにゃくゼリーを規制したいならば、まず餅を規制すればいい。なぜならば、本当に命を助けたいというならば、餅をこの世から無くしたほうが、たくさん命を救えるから。毎年毎年、1月2日のNHKで「今年のお正月は、餅を喉につまらせて亡くなったお年寄りは○人でした」という季節ニュースを、野田聖子大臣は、見たことがないのか?

餅を規制できない理由は、餅の背後にいる農家が怖いから?餅は日本の伝統的な食べ物だから?餅は規制しないというのならば、やっぱり目的は「命を救いたいから」ではなく、「来る衆議院選挙を見据えて、人気を得たいから」なんでしょ?

「餅は、危ないってみんな知っているから」というのが餅は規制しない理由ならば、「こんにゃくゼリーも、危ないってみんな知ってるよ」と言いたい。そのリスクを知った上で、わたしたちはこんにゃくゼリーを食べている。

餅にしろこんにゃくゼリーにしろ、私たちはこれらの食べ物を食べることのリスクを知っている。万に一つの確率だが、喉に詰まらせて死ぬリスクを知っている。このリスクに直面するというコストを負担してまでも、餅やこんにゃくゼリーを食べることによって得られる利得が大きい(それだけおいしい)、と判断するから、わたしたちはこれらの食べ物を食べるのである。

現時点で流通しているこんにゃくゼリーが、形状が危なすぎると消費者が感じた場合、消費者はこんにゃくゼリーを購入しない。「危ないから、売るな」と国が余計なお世話で介入しなくとも、消費者が選択しないので、自然にマーケットから淘汰される。ところが、こんにゃくゼリーは一向にマーケットから消える気配はない。それは、記述したように、消費者が合理的に行動した結果なのである。

つまり、野田聖子大臣がやろうとしているのは、消費者が効用最大化問題を解く邪魔でしかないのだ。これを邪魔してまでも命を助けることに意義が感じられるというのならば、繰り返しになるが、なぜ餅は規制しないのか?いや、別に餅だけではない。飲酒運転で人が亡くなるのだから、酒も規制したらいい。それどころか、車そのものを規制したらいい。そうすれば、交通事故そのものが根本的になくなる。

しかし、自動車も酒も、餅もその他もろもろのモノが、規制されることはない。なぜか?これらのモノを使って直面するリスクよりも、これらのモノを使い続けることで得られる効用(満足感)のほうが大きいとわれわれが感じているからである。そして、こんにゃくゼリーも例外ではないのである。危ないから食べない、とみんなが感じていたら、とっくに消費者がこれをマーケットから追い出しているはずなのだ。

野田聖子消費者行政担当相は、消費者を守るどころか、消費者に不利益な規制をしようとしている。こんな大臣は要らない。「でも、男の子が死んでいるんですよ」と言うならば、餅で死んでいるお年寄りの命の事を忘れないでいただきたい。たしかに現実として、自社製品で奪われた命のことを思うと、マンナンライフのトップは、どうしたらよいか分からない気持ちになるだろう。亡くなった男の子の母親からは、激しく非難されるかもしれない。しかし、こういうことをすべて受け止めるのも、トップに求められることだと思う。それがいやならば、トップには立てない。トップは、warm heartだけではなくcool headも必要なのだ。

官製不況は、たぶんこういう無能大臣によって作られるに違いない。民間企業は競争市場で自由に競争していたいだけなのに、こうやって官がちょいちょい邪魔してくる。野田聖子大臣は、消費者に不利益なだけでなく、企業にも不利益なことをしようとしている。つまり、日本経済に不利益なことをしようとしている。官が何かすごいことをしてくれるんじゃないか、なんて期待なんかしていない。邪魔だけしないでほしい。


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